みちこの日常ぶろぐ

亀、ドジョウ、特撮、アニメ、旅、浅い趣味など日常系ブログ。誰にとも無くつぶやきたい。気持ちのごみ箱としてのブログ。

今週のお題「秋の気配」

今週のお題「秋の気配」

金曜の夕方、スーパーで食材を買って帰ってくる時に出会いました。秋の気配に。

金木犀の香りです。

金木犀って、ふわっとどこからともなく香ってくるのに、その本体がどこにあるのか見つからないことがよくありませんか?
私も、土曜の夜に散歩がてらその金木犀の匂いがしてきたあたりを探しに行ったのですが、結局見つけることができませんでした。
匂いを頼りにしようと思ったのに、くんくんするとあちらこちらからお夕飯の準備のいい匂いが(笑)

金木犀を探すときはお食事時以外をオススメします。


話が少し逸れますが、先日テレビで芸能人の方々の格付け的な番組を偶然見ました。
そこでのお題で俳句があったのですが、渡辺えりさんが詠まれた句に心奪われました。
お題は稲穂を稲架掛けしているおばあさんが1人写っている写真を見て一句というものです。

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ようやくここは
秋の穂のなる
東北

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俳句の事はなにもわかりません。せいぜい学校の授業でやって、季語が入っていて五、七、五で出来ているというくらいの知識です。


あの、大災害を経て本当に待ちに待った稲の穂が今年の秋ようやく収穫できるまでになった。家族や家、大切なものを失い、それでもひとりで必死に育ててきた稲。
待ちに待った収穫。人々が待ち望む復興の兆し。
ここで、最後に「東北」と。

五、七、五になっていないので一瞬戸惑いましたが、なんだかダイレクトに心にドーンときてちょっと泣いてしまいました。涙脆くなったなー。前からか。

それから、この俳句を評価する先生がまたすごかった。
夏井いつき先生が少し添削するだけで本当にその17音から見えてくる景色がガラリと変わる。
俳句ってすごい!そして美しいなーと興味を持つことが出来ました。

その流れで本当は私も、金木犀で一句…などと言いたかったのですが思い浮かびません。
あー、悔しい。

悔しいので今日は百人一首の本を買って来ました。(俳句ですらなくなった)
最小限の言葉で伝えたいことを上手く表現できる才能、羨ましい。勉強してみます。
短歌と、俳句。